ホリデイ・トレッキング・クラブ

活動レポート

Bev Hosking 来日ワークショップ ①
「出会うとき」
7日間のスペシャルプログラムを終えて
2012.10.19 - 10.25

「集い生まれたもの」。Bevのワークショップの参加者から感想をいただき記事にしました。ワークショップのテーマは「出会うとき」。参加者1人1人から丁寧に話を聴いて互いに生まれて来るものを感じる。テラーの話を聞いて、アクターは台詞なしで振りだけ、ミュージシャンは音だけで表す。ストーリーの展開ストーリーから聴こえて来るもの、そしてストーリーから教わるものを感じるなど、ベブの「新たなPTへのアプローチ」はそれぞれの心に刻まれる大切な産物がありました。


Bevのワークショップに参加して  石井浩子:ろこ
 Bevと最初に出会ったのは私がまだIPTNの最初の日本代表理事をしていた時であり、それはもう20数年前のこと。当時はプレイバックが大変Experimental theatre (実験的演劇)として様々な試みがされていた時代である。影絵ですべてをしてみたり、オブジェでのパフォーマンスなどもあったと記憶しているが、今回のBevのWSでは大きく一回りして「ストーリーと一緒に時間をゆっくりと過ごしてみよう」というコンセプトがとても新鮮であった。スピードが当たり前になっている昨今のデジタル社会で、「ゆっくりと時を過ごす」ことの重要性が再認識されるWSであった。I-phoneや I-padの電源をしばらく切って過ごす仲間たちとの有機的な時間。これこそが現代のもっともExperimental theatre なのかもしれないと、プレイバックシアターの原点に気が付かされたような体験であった。

Bevのプレイバックシアターに参加して  白坂和美:かずりん
 Bevに出逢ったのは今回が初めてです。Bevは西洋人でありながら、日本の和の感覚を持ち備えた人だと感じます。テンポではなく、待ってくれる。じっくり味あわせてくれる。泣かせてくれる。楽しませてくれる。その人の感覚、ストーリーを大切にし、十分にストーリーと共に居させてくれる。私のストーリーでは、「最後の大きな親不孝」語ることが出来たのも、そして語った後も傷つく事がなかったのも、そして、十分泣く事が出来たのもどれもこれも素晴らしい時間でした。

Bevのワークショップに参加して  落合良仁:よし
 このワークショップに参加する前日、私は、大阪、玉造(細川ガラシア夫人を讃えた)の大聖母教会の地下に眠る母を訪ね、帰り道、大阪城まで歩きました。お城のライトアップがちょうど始まり。その美しさと雄大さは、たいしたものだな・・・と改めて思いました。お城を見て、その帰りに、大手門のそばの石垣を見た時、一つひとつの石の色合いの違いと調和、石垣の幾何学的な構成、力学的な配慮に惹かれ、急いでスケッチしました。
 そして次の日(10月29、21日)から2日間、ワークショップを受けました。 彼女は国際プレイバックシアターネットワークの副理事長をしていて、私もこの組織の日本事務局を担当していますので、彼女は私のボスでもありますし、昨年のフランクフルトでPT世界大会でもお会いしていましたので、自然にこのワークショップに溶け込めました。 始めに、Bevはこのワークショップのキーワードとして“CommunicationとConversation” を挙げ、さらに”Listening”を挙げBevはこのキーワードをベースにして見事なワークをして下さいました。
 私は、Listeningについて、日本の漢字では「聞く」と「聴く」があり、「聴、という漢字は、十四の心を耳に添える」って書くことを紹介すると。すごく感動してくださいました。そして、その時、彼女は、日本人の考え方や、文化に対して興味を持ち、謙虚に受けとめていくかただな・・・と思い、一層親近感を持ちました。ワークショップでは多くのことを学び、体験しました。特に、彼女が紹介してくれた手法のなかで、印象に残ったのは、ストーリーをペアーズや動く彫刻でパーフォームしたことです。この手法を体験したのは初めてでした。テラ―は十分ストーリーを理解しているとい前提で、ストーリーを構成するエッセンス(3~4つ)をとりだし、そのエッセンスをペアーズあるいは動く彫刻でプレイバックしてあげることで、そのエッセンスに、より焦点を当て、こころを込められる(それぞれのアクターのエネルギーレベルが高まる)ことに新鮮さを感じました。 それから、私は、前述の母のことをテラ―として語りましたが、Bevは、一人ひとりのストーリーを心を込めて聴き、そこに織りなしている糸をいっぽん一本大切にし、それらが織りなしているネットを見事に浮き上がらせてくれました。そのことで、参加者は、もう一人ではなくて、そのネットで結ばれたものという感じになっていました。実際、参加者のひとりは、「もうひとりではないんだ・・・みんなで生きている感じがして楽になりました」と分かちあってくれました。今回、遠いニュージーランドから来日された、世界をリードするBevの指導を受けることで、文化の違い、キャリアの違い、視点の違い、PTの手法の違いなどに直接触れる事ができ、本当によかったと思います。
 また、このワークショップに参加して、関西のプレイバックシアターの仲間とも交流出来た事先輩の方たちともフランクに語り会えたこと・・・など、有意義でした。
 先ほど紹介した大阪城の大手門の色鉛筆画の中の、一つひとつの石とその織りなす色合い、形が今回のワ―クショップの“織りなす綾”を象徴しているようにも思えましたので、添付しました。

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